【ブログ】開館10周年記念公開講座を開催しました
おかげさまで、当館は11月29日に10周年を迎えることができました。
日頃より皆様にご愛顧をいただき、心より感謝申し上げます。
11月25日に、大分香りの博物館開館10周年記念イベントとして
公開講座「香りの文化講座」を開催しました。
第一部の記念講演会では、
九州大学大学院システム情報科学研究院教授 都甲 潔先生に
「匂いと味を可視化する」と題し、ご講演をいただきました。
先生のユーモアを交えたわかりやすい講演に時折笑いがおきるなど、
楽しく拝聴することができました。
第二部では、「マリー・アントワネットの香りとピエスの香階音楽の共演」と題し、
当館の調香師・廣瀬孝博が再現した
「マリー・アントワネットの愛したプチトリアノンの香水」を会場に漂わせる中、
テレマンやバッハのバロック音楽を、
大分県立芸術緑丘高校教諭 岩下倫之氏(バロックフルート)
延岡市の演奏家 渡辺久仁子氏(チェンバロ)
原川中学教諭 柳谷一弘氏(チェロ)に、演奏して頂きました。
今回、岩下氏が「マリー・アントワネットの香水」に使われた15種類の香料を
ピエスの香階にあてはめて作曲した「プチトリアノンの香り」も披露され、
会場はその音色に魅了、
演奏を聴いているとマリー・アントワネットの美麗な姿が目に浮かび、演奏に引き込まれました。
「プチトリアノンの香り」は1月31日まで3階企画展会場で試嗅できますので、
ぜひ、実際に嗅いでロココ時代を感じてみてください。