日: 2011年10月28日

【報告】「香りの文化講座」の開催報告

今回の文化講座は「香りのデザイン研究所」所長としてご活躍中の吉武利文先生に私たちの周囲には様々な香りがあります。それらの香りは私たちの生活に彩りと豊かさを与えてくれています。また、それぞれの土地の特有の香りがあり、その土地の文化を形成しています。別府は何と言っても温泉の匂いです。特に鉄輪温泉のむし湯に使われている「石菖」の香りは全国広しといえども、唯一ここだけで体験可能な香りであります。このような香り文化を継承してきた別府を再認識すると共に、石菖の日本における文化的価値を検証し、香りによるまちづくりの可能性を考えるというテーマを基にお話ししていただきました。

なお、地域における独自の食文化創出のため「鉄輪地獄むし工房」で学生さんや地域のみなさまを交えて地獄むし料理体験をしながら、石菖の活用のあり方を楽しく語り合いました。