日: 2019年12月27日

【新商品のお知らせ】ラリック社の香水販売を始めました

ラリック社はアール・ヌーヴォー、アール・デコを代表するガラス工芸デザイナー・ルネ・ラリックが創業した香水会社です。
このたびラリック社の香水をミュージアムショップで販売することになりました。
届いたのは、写真左から「ラリック アムール」、「アメジスト エクラ」「ラリック サティーヌ」「ラリック ホワイト」。
いずれも上質なこだわりのフレグランス。ラグジュアリーな瓶はすべてフランスアルザス地方でつくられたクリスタルガラスで必見の価値があります。
間もなく3アイテムが加わる予定です。

【イベント】オリジナル香水「令和」の薫る中で香りの文化講座「雅楽演奏会&❛大宰府政庁と万葉集❜講演会」を開催しました

令和元年度企画展「令和ゆかりの地 大宰府政庁と万葉の時代を辿る」
に関連したイベント「第17回香りの文化講座」を12月21日(土)、大分香りの博物館3階多目的室にて行いました。
第1部の雅楽演奏は大分県を代表する雅楽団体である蓬莱雅楽会の山本龍司氏、菅博行氏、秦千恵美氏により越天楽などの名曲が披露されました。しちりき、笙、龍笛などの古楽器を、山本氏の説明を交えながら間近で鑑賞できる貴重な機会となりました。なお、香水は当博物館廣瀬孝博調香師が創作しました。

 

第2部は「大宰府政庁と万葉集」と題して別府大学文学部教授・浅野則子先生にご講演いただきました。
新元号「令和」に引用された『万葉集』巻第五にある序文「梅花の歌三十二首并せて序」や、それに続く梅花宴について、大宰府の置かれた時代背景と当時の貴族や役人の生活の紹介に有名な万葉歌を交えながら詳しく解説されました。その後、梅花宴に集まった大宰府政庁の役人や九州各国の国司たち32人が詠んだ歌をわかりやすく解説してくださいました。
大宰帥の大伴旅人が、九州をおさめる人々を集め、当時まだ珍しかった舶来の梅が咲きほこる自邸で催した梅花の宴は、のちのちまで人々の心に残る歌会であったことに触れられ、遠の都とうたわれた大宰府の雅な繁栄ぶりを感じることができました。
ご参加の皆様ありがとうございました。